中村民謡会とは

襲名披露

会主:家元 二代目 中村 隆志
会長:日高 正行(東海島根県人会会長)
顧問:近藤 昭一(衆議院議員)、寺西 睦(愛知県議会議員)

中村民謡会は津軽出身で民謡界最高の栄誉である「名人位」の称号を与えられた、初代中村隆志 によって創立。
昭和39年長島温泉で中村民謡団として民謡公演を熟しながら民謡の指導にあたり、昭和41年中村民謡会発足式並びに第1回おさらい会を開催する。その後、2回の初代中村 隆志 リサイタルと二代目中村 隆志襲名公演の年を除いて、毎年発表会を開催している。
先代の妹故ひろ美氏、先代弟優利氏、その妻有里氏、また内弟子の藤田淳一氏をスタッフに、中京地区にはじめて本格的な津軽民謡、津軽三味線を広めるとともに多くの優秀なプロの演奏家を輩出し、津軽民謡の名門として全国に知られている。
平成15年初代家元の逝去により、次男透氏が二代目家元を継承し現在に至る。
平成17年「愛・地球博」で山本寛斎プロデュース開幕オープニングイベントに15名の津軽三味線が5日間出演するなど、各地での民謡のアトラクションイベントにも出演。

平成23年(公財)日本民謡協会より、50名以上が30年以上在籍の『優良会表彰』を受ける。
近年は少年少女の育成にも努めており、平成23年より開催の(公財)日本民謡協会主催の「少年 少女民謡民舞愛知・岐阜県大会」には、毎年多数の子供達が予選を突破して、更に全国大会での入賞を果たしている。
また、これまでに中国、フランス、カナダ、ドイツ、イタリアへの海外親善公演に遠征するなど、国内外 に幅広い活動を展開中。

中村隆志プロフィール

 初代中村隆志の二男として、青森県南津軽郡田舎館村にて出生。
津軽民謡を生業とする両親とともに3歳の時に上京し、白浜温泉を経て4歳の時に名古屋へ移住。
一度は社会人となって働くが、その頃先代の内弟子から上京しプロとして活躍していた故藤田淳一師の津軽三味線に惹かれ師事を仰ぎ、
民謡界へ。
平成元年、弘前での津軽三味線全国大会でA級「特別賞」を受賞。
先代の専属伴奏としてラジオや各地の舞台に出演。
平成15年、先代家元葬儀の後、中村民謡会の緊急総会において会員の総意により二代目家元を継承する。
平成20年1月、公益財団法人日本民謡協会愛知・岐阜県連合会の委員長に就任。
平成25年10月公益財団法人日本民謡協会より栄えある民謡三章の
一つ、「功労章」受章。
平成27年公益財団法人日本民謡協会評議員に就任。
現在、中村民謡会での指導をしながら公益財団法人日本民謡協会連合大会などの審査員を務める。

中村隆志

中村瑞子プロフィール

 4歳の頃、米穀店を営む父親が趣味で安来節を習い始めたのをきっかけに安来節を覚える。
昭和59年、安来節の唄・三味線・鼓の最年少三部門師範となる。同じ頃、津軽民謡に興味を持ち、島根県立出雲高校を卒業してすぐ、初代中村隆志師の内弟子となり修業。
昭和61年、現二代目中村 隆志氏と結婚。三児の母となる。
平成8年津軽五大民謡大会(弘前)「津軽あいや節」部門優勝。
同年、NHK邦楽オーディションに「津軽あいや節」と「安来節」を唄って合格し、NHKラジオに出演。
平成11年(公財)日本民謡協会民謡民舞春季全国大会に優勝して、内閣総理大臣賞を受賞。
平成14年安来節全国優勝大会の唄、師範の部で優勝し、平成15年安来節大師範に昇格。
平成18年安来節保存会東海支部発足に尽力。
平成21年松本清張生誕100年記念映画「ゼロの焦点」(広末涼子主演)に芸者に扮し安来節で出演。
平成23年中京テレビ「ゲンキのトビラ」に出演。
平成27年東海島根県人会理事に就任。
平成30年4月安来節保存会東海支部支部長に就任。
近年、全国の各大会で優勝者・入賞者を多数生み出し、その指導力は高い評価を受けている。津軽民謡をもっと西へ、安来節をもっと東へ広めようと奔走中。

中村瑞子

石川真千プロフィール

中村民謡会二代目家元中村隆志の長女として出生し、先代とも同じ屋根の下で、幼少の頃より、民謡に馴れ親しんで育つ。
高校の三年間、津軽手踊りの名門、弘前やまぶき会会主真紀子先生のお宅に下宿させていただき、弘前聖愛高校へ通いながら、手踊りを
修業。
2年目には、レギュラーメンバーに抜擢され、「黒石組踊り大賞」で優勝。
(公財)日本民謡協会主催の民謡民舞全国大会で「内閣総理大臣賞」を受賞。
3年目にはRAB青森放送主催「青森県民謡王座」組踊りの部で優勝。
ロシア公演や三度のテレビ出演など貴重な経験をさせていただいた。
名取名、石川真千を允許され、更に『師範』の資格をいただいて名古屋へ帰り、弘前やまぶき会名古屋支部を結成。
また名古屋文理短期大学に進学し介護福祉士の資格を取得して卒業。
 現在は時折弘前やまぶき会の先生を招いての指導を受けながら、後進の指導にあたるとともに、二児の母として大童の毎日。

石川真千

矢吹和之プロフィール

平成16年『中村民謡会 』へ入門。
二代目中村隆志の内弟子として3年間を名古屋で修行。
内弟子を卒業し、上京。民謡歌手福士あきみさんと結婚。
平成19年第29回津軽三味線全国大会(弘前)唄付け部門で優勝。
平成22年第6回津軽三味線全国競技会(名古屋)一般の部Aクラス優勝。
その後、浅草の民謡酒場、創業57年の老舗『浅草 追分』の専属奏者となる。
平成24年第17回津軽三味線コンクール全国大会(東京)優勝。
平成25年吉幾三ファイナルコンサートに出演。
平成26年市川海老蔵の新春花形歌舞伎や、NHKテレビ番組 民謡魂にも出演。
平成29年5月「津軽三味線日本一決定戦」(青森市)優勝。
福田こうへいファミリーとして全国での公演にレギュラー出演中。

矢吹和之

嘉島美栄プロフィール

民謡が好きな母の影響を受け、幼少より民謡に親しんで育つ。
平成16年に二代目中村隆志の内弟子として名古屋へ。津軽三味線の他に安来節等の唄を中村瑞子、手踊りを石川真千について修業。
NHK大阪でのヤング民謡フェスティバルに二度予選を通過し、テレビ出演。
平成19年津軽三味線大阪大会女性部門5位入賞。
平成21年安来節全国優勝大会で唄三段、絃二段でダブル優勝。
平成25年安来節保存会の唄、師範に昇格。
現在は福井に帰り、家業を継ぎながら地域の民謡普及活動に努めている。

嘉島美栄